Windows 10/11の autounattend.xml(応答ファイル)について Win10 22H2〜Win11 25H2
Windows 10/11 の autounattend.xml(応答ファイル)とは、Windows をクリーンインストールする時に、インストールメディアのルート(setup.exe がある場所)に autounattend.xml を設置してインストールを行うと、インストール中の操作を自動化する事ができるようになるものです。ただ、それが最大の目的ではなく、ローカルアカウントかつオフラインでセットアップを行うのがこのページの主目的です。Rufus でもいいのですけど、他の手段もあった方がいいかと思った次第。autounattend.xml の作成方法は MS が提供する方法だと色々と面倒です。そこで、比較的簡単に autounattend.xml を作成する事ができるページ Generate autounattend.xml files for Windows 10/11 を利用して作成する場合の、重要な設定などのポイントをまとめてみました
2025/10/11作成 2025/12/26更新 ver.1.0.5 Link Free
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1.Generate autounattend.xml files for Windows 10/11 の使い方
英語のページなのでちょっと分かりにくいですが、翻訳サイトの翻訳結果をブラウザの別タブで開いておき、見比べながら作成すれば何とかなると思います。基本的に設定項目をチェックしていくだけで作成できるので、意味さえ把握できれば難易度は高くないと思います。分かりにくいところは無理に変更せず、デフォルト設定のままでも大きな問題にはならないと思います
- 作成した autounattend.xml は簡単に修正可能
Generate autounattend.xml files for Windows 10/11 で作成した autounattend.xml を修正したい場合は、ページの一番上にある「Import .xml file generated by this service」で、ファイルをアップロードしてインポートすれば、簡単に修正できます。トライ&エラーも少し楽になります(画像1)
- 編集が終わった後は、ローカルに保存
編集が終わったらページの一番下にある「Download .xml file」で、ローカルに保存できます(画像2)
- 最後に Windows 10/11 のメディアクリエイションツールで作成したインストールメディアの USB メモリのルート(setup.exe が保存されている場所)に autounattend.xml を設置してクリーンインストールをすれば、ほとんど自動的にインストールが進みます。Rufus で作成したインストールメディアに autounattend.xml を設置して試してみましたが、特に問題ないようです
2.重要な設定
Rufus 等でカスタマイズできる、ローカルアカウントかつオフラインでセットアップを行う重要な設定
- Rufus でカスタマイズできる「オンラインアカウントの要件を削除」は
「User accounts:」の「Let Windows Setup create the following local (“offline”) accounts:」
(Windows セットアップで次のローカル (”オフライン”)アカウントを作成します)を選択します
- アカウント名(Account name)と権限(Group)を設定して、他は空欄でも問題ないようです。デフォルトで表示されている必要以外のアカウントも空欄にしておくといいと思います(画像3)
- その下にある「First logon」は「Logon to the first administrator account created above」
(上記で作成した最初の管理者アカウントにログオンします)を選択(画像4)
- Rufus でカスタマイズできる「BitLocker 自動デバイス暗号化を無効化します」は
「System tweaks:」の「Prevent device encryption」(デバイスの暗号化を防ぐ)にチェック(画像5 画像6)
- Rufus でカスタマイズできる「データ収集を無効化」は「Express settings:」で「Disable all」を選択(画像7)
- セットアップ中にオンラインにならないように指定
「Setup settings:」で「Allow Windows 11 to be installed without internet connection」
(インターネット接続なしでWindows 11をインストールできるようにする)にチェック(画像8)
- Rufus でカスタマイズできる Win11 の要件回避「4GB以上のRAM、セキュアブート及びTPM 2.0の要件を削除」は
「Setup settings:」で「Bypass Windows 11 requirements check (TPM, Secure Boot, etc.)」にチェック(画像9)
4.Oracle VM VirtualBox を使用して USB メモリのインストールメディアからブートするには
作成した autounattend.xml を設置したインストールメディア(USBメモリ)を仮想環境(Oracle VM VirtualBox v7.2.4)で試す場合の方法
- 仮想環境を作るときに、設定の iso イメージの指定はしないで設定を進め、とりあえず設定を完了します
- autounattend.xml を設置した USBメモリのインストールメディアを PC に接続しておきます
- 作成した仮想環境の設定を開き、USB の項目で「USB デバイスフィルター」で + マークのアイコンを押して、接続した USBメモリを選択、指定(画像20)
- その後、設定した仮想環境を起動すると、USBメモリのインストールメディアからブートされ、インストーラーが起動します
その他の主要な仮想環境で使用する場合の解説もあるようです
Use autounattend.xml files to install Windows 10/11