Windows 10/11の修復インストールについて Win10 22H2〜Win11 25H2
Windows 10/11 の修復(上書き)インストールの方法について。Windows Update から累積パッチなどをインストールしようとしても何度も失敗してしまい、どうしてもパッチがインストールできない場合など、設定や(一部はリセットされます)データーを維持したまま Wondows を修復したい時に試してみる方法です
2025/09/29作成 2025/11/10更新 ver.1.0.2 Link Free
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免責:このページに記載されている内容を実行した事により引き起こされた結果について、作成者に一切の責任を問わない事をご了承の上ご利用ください。自己責任でお願いします。あるいはシステムがインストールされているディスク全体のシステムのバックアップイメージを作成し、何かあっても元に戻せるようにしてから、試すなどして下さい。お問い合わせ、ご連絡等はこちらから
修復インストール前にバックアップを取っておく事を強くお勧めします
目次
1.おまじない
2.コンポーネントをリセットする
3.Windows Update からの修復インストール(Win11のみ)
4.インストールメディアや iso ファイルから修復(上書き)インストール
5.FAQ
1.おまじない
まずは、あまり効果が期待できない簡単な方法から
- トラブルシューティングツールを使用して、問題が解決するか試します
- Windows 10
設定 → 更新とセキュリティ → トラブルシューティング → 推奨設定は「トラブルシューティングツールの実行前に確認する」を選択 → 追加のトラブルシューティングツール → Windows Update → トラブルシューティングツールの実行
- Windows 11
設定 → システム → トラブルシューティング → 推奨設定は「実行前に確認する」を選択 → その他のトラブルシューティングツール → Windows Update → 実行する
- トラブルシューティング後に Windows Update を行って、インストールできなかったパッチがインストールできるか確認します
- Windows 10/11 共通
設定 → システム → ストレージ → 一時ファイル(Windows Update のクリーンアップ)で不要なファイルを削除しておきます
- 管理者権限のコマンドプロンプトからシステムイメージを修復し、システムファイルチェッカーでチェック
DISM /Online /Cleanup-image /Restorehealth(画像1)
sfc /scannow(画像2)
- チェック後に Windows Update を行って、インストールできなかったパッチがインストールできるか確認します
- Microsoft Update カタログから最新の(プレビューではない)累積パッチ(セキュリティ更新プログラム)のスタンドアロンインストーラーをダウンロードし、パッチがインストールできるか確認します
2.コンポーネントをリセットする
- 更新プログラムの情報や一時ファイルが記録された Windows Update のコンポーネントをリセットします
- 管理者権限のあるアカウントでサインインします。管理者権限のコマンドプロンプトから…
net stop wuauserv(Windows Update サービスの停止)(画像3)
net stop cryptSvc(暗号化サービスの停止)(画像4)
net stop bits(バックグラウンドインテリジェント転送サービス(BITS)を停止)(画像5)
net stop msiserver(Windows Installer サービスを停止)(画像6)
ren C:\Windows\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old(SoftwareDistribution フォルダーをリネーム)(画像7)
ren C:\Windows\System32\catroot2 catroot2.old(catroot2 フォルダーをリネーム)(画像8)
net start wuauserv(Windows Update サービスを再起動)(画像9)
net start cryptSvc(暗号化サービスを再起動)(画像10)
net start bits(BITS を再起動)(画像11)
- Windows を再起動して、インストールできなかったパッチがインストールできるか確認します
3.Windows Update からの修復インストール(Win11のみ)
- Win11 で追加された機能「Windows Update で問題を解決する」を使用して、修復インストールを試します。ダウンロードに時間がかかります。Win11 の要件を回避してインストールした環境では、修復インストール時に要件判定に引っかかるので、4.インストールメディアや iso ファイルから修復(上書き)インストールを行います
- 設定 → システム → 回復 → Windows Update で問題を解決する → 今すぐ再インストール → コンポーネントとシステムファイルを修復します → OK。インストール後に再起動、更新処理が終了で完了
- 修復インストール完了後、インストールできなかったパッチがインストールできるか確認します
4.インストールメディアや iso ファイルから修復(上書き)インストール
- インストールメディアや iso ファイルを使用して、起動中の Windows 上から修復インストールを行います
- 2025/09/29 に手持ちの環境(iiyama ノート PC/Core i3 10110U/実機、Minisforum UM760/Ryzen 5 7640HS/VirtualBox 仮想環境)において、Rufus で作成した Win11 24H2 のインストールメディアや iso ファイルを使用した Win11 24H2 起動中からの修復インストールは失敗し、ロールバックされてしまいうまく修復インストールができませんでした。この問題は、2025-09 の月例更新を適用していると発生するようです。解決策は、最新のメディアクリエイションツールで作成したインストールメディアを使用する事で、問題が回避されました。iso ファイルの更新もお願いします > MS
- Win11 非対応環境にインストールする場合は、管理者権限のコマンドプロンプトからインストールメディア内の setup.exe があるドライブに移動して(例えばドライブレターが F なら
F: などとして Enter)setup /product server でインストーラーを起動です。以下で説明の iso ファイルをマウントする場合も同様です
- 修復インストールを行う対象の Windows と同じバージョンのインストールメディアがある場合は、メディアをセットしてエクスプローラーからルートフォルダにある setup.exe を実行します(画像12)
- iso ファイルを使用する場合は…
- 修復インストールする対象の Windows と同じバージョンの iso ファイルをダウンロード(メディアクリエイションツールで作成)して、任意の場所に保存しておきます。古いバージョンが必要な場合は UUP dump で
Windows 10 のダウンロード Windows 11 のダウンロード
UUP dump の使い方 - k本的に無料ソフト・フリーソフト
- iso ファイルを右クリックからマウントし、仮想ドライブとしてファイルを開けるようにします(画像13 画像14)
- マウントした仮想ドライブのルートにある setup.exe を実行します(画像15)
- セットアップでの更新プログラムのダウンロード方法の変更 → 今は実行しない(画像16)
- ライセンスに同意(画像17)
- 引き継ぐものを変更 → 個人用ファイルとアプリを引き継ぐを選択(画像18)
- インストール準備完了 → インストール(画像19)
- インストール完了まで待ち、問題なければ修復インストール完了(画像20)
- 修復インストール後に、インストールできなかったパッチがインストールできるか確認します
マウントした仮想ドライブを解除するには、仮想ドライブを右クリックから「取り出し」を選択します(画像21 画像22)
- 修復インストールを行っても、インストールできなかったパッチがインストールできませんでした。修復インストールに失敗してロールバックされてしまいます
クリーンインストールするしかないかも…
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