Windows 10/11のクリーンインストールについて Win10 22H2〜Win11 25H2
Windows 10/11 のクリーンインストールの方法全般について、ポイントを押さえてまとめてみました。足りない部分や分かりにくい点などあれば、遠慮なくお聞かせ頂ければ幸いです
2025/02/23作成 2025/12/22更新 ver.1.7.8 Link Free
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免責:このページに記載されている内容を実行した事により引き起こされた結果について、作成者に一切の責任を問わない事をご了承の上ご利用ください。自己責任でお願いします。あるいはシステムがインストールされているディスク全体のシステムのバックアップイメージを作成し、何かあっても元に戻せるようにしてから、試すなどして下さい。お問い合わせ、ご連絡等はこちらから
2025年6月以降の月例アップデートを行うと、一部の機種で PC が起動しなくなる文鎮化問題が発生しているため、使用している環境で問題が起きていないか慎重に見極め 2025年6月以降の累積パッチを使用したクリーンインストールは場合によっては控え、様子を見た方がよいと思われます。詳細は掲示板にて
1.バックアップ
クリーンインストールは基本的に全てのデーターが消える事になるので、何はともあれ大事なデーターのバックアップから
- システムパーティション以外のパーティションや物理的に別のストレージ、外付け HDD 等にバックアップするデーターを保存しておくと色々と楽です。システムとデーターの領域を分けてしまいます
- ID やパスワードはクリーンインストールで保存されているものは消えてしまうので、紙やファイルなどにバックアップしておきます
- Wi-Fi のネットワーク接続に必要なパスワードなども、再確認して紙やファイルに保存しておきます
- プリインストールされているソフトは、PC メーカーのサポートページや Microsoft Store からダウンロードできるものもあると思いますが、そうでない場合は代替のソフトを探すか、あるいはあきらめるのも一つの選択ではないかと思います
- 自分でインストールしたソフトは、メディアとシリアルキー(プロダクトキー)等の存在を確認し、再インストールに備えて保管(バックアップ)しておきます。ダウンロード版ならバックアップする場所に決めたところに保存しておきます
- 気の利いたソフトであれば設定をエクスポート(&インポート)する機能があったりしますが、そうでないものはメモ帳で記録するしかないと思います。設定が記録された *.ini ファイルがあるものなら保存しているフォルダーごとバックアップします
- Webブラウザのブックマークはアカウントを作成して、オンラインで同期してネット上に保存。プロファイルもローカルのバックアップ場所に保存しておくといいのではと思います。復旧方法もそれほど難しくはないかと…
- メールのデーターはメールソフトのプロファイルをバックアップするなど、各メールソフトのバックアップ方法で。IMAP で受信するようにしておくといいかも
IMAPとは?初心者向けにわかりやすく1分で解説 | ビズドットオンライン
- システムへのインストールの必要がない、ポータブル版をデーター用の領域に保存して使うと、色々と楽だったりします
PortableApps.com - Portable software for USB, portable, and cloud drives
- 日本語入力のための IME が学習したユーザー辞書もシステムドライブ(システムパーティション)以外の場所に保存して、それを使用するようにしておくと楽です。MS-IMEにはトラブルがあったりするので、私は使いやすい旧MS-IME にして使っています。その場合だと、タスクトレイの MS-IME の状態アイコンを右クリック → プロパティ → 詳細設定 → 辞書/学習、でユーザー辞書の保存位置が分かるので、コピーしてバックアップ。クリーンインストール後に同じ操作でバックアップしたものをプロパティ内の「参照」で指定して移行できます(画像1)同様に、登録した単語のリストも MS-IME の状態アイコンを右クリック → ユーザー辞書ツール → ツール → 一覧の出力、でバックアップしておきます(画像2)復元する時は、ツール → テキストファイルからの登録、を使います(画像3)
- マイドキュメント(ピクチャ、ビデオ、ミュージック)等のユーザーデーターに対してアクセスしやすくするには、デスクトップの何もないところを右クリック → 個人用設定 → テーマの下の方にある、デスクトップアイコンの設定から「ユーザーのファイル」にチェックを入れて、デスクトップにユーザーフォルダを表示させておきます(画像4)ユーザーデーターを別ストレージ(別パーティション)に移動するには、同名の移動先のフォルダーを作成しておき、元からあるマイドキュメント等のフォルダーのプロパティから「場所」を選択し「移動」で作成しておいたフォルダーにデーターを簡単に引っ越しする事ができます。クリーンインストール後に同じ操作を行えば、システム側からも移動した場所に対してアクセスされるようになります(画像5)
- 任意のファイルやフォルダーをバックアップするには、ファイル同期ソフトで本体とバックアップを同期させておくといいです。私はシステムへのインストールの必要がない RealSync v1.93 (作者様は Webサイトを閉鎖した模様)を使っています。設定を間違うとバッサリとファイルが削除されたりするので、使用にはテストを行うなど細心の準備と注意を
- バックアップソフトなどを利用して現在使用中のシステムのバックアップイメージを作成し、いつでもシステムを元の状態に復元できるようにしておくのを強くお勧めします。バックアップソフトには無料のものやストレージに付属の無料で使える Acronis True Image 等があります。Acronis True Image が付属していたメーカーのストレージが PC に接続されていれば、他社のストレージが混在していても使えるものです
(Crucial(Micron) WESTERN DIGITAL Sandisk SEAGATE Kingston ESSENCORE(KLEVV))他にも色々あるので調べてみてください
- システムのバックアップイメージを作成するのに私が使っているのは Macrium Reflect v8.0.7783(Free) です。復元やクローンをする時に、簡易的にパーティションのサイズを変更できたりするので気に入っています。が、今の最新版では有料化しちゃいました…。2025/10/01 時点で v8.0.7783(Free)を使い、Win11 25H2 のシステム(ドライブ)のバックアップイメージ(2025/10/01 作成)から復元してみたところ、特に問題ないようです
- システムのバックアップイメージから復元する場合、起動しているシステムに対しての復元は不可能なので、復元時に使用する専用のメディアが必要になります。事前に復元する方法を調べておくことをお勧めします。「(ソフト名) 使い方」で検索するといいかも。理想としてはちゃんと復元ができるかテストできればいいのですが、普通はそんなテスト用の環境が用意できるわけではないと思うので、難しい話なのかも…
- バックアップを保存するのはオンラインにする必要がなく、保存できる容量とコストパフォーマンス、速度に優れるローカルのストレージに保存しておく方が安心です
【特集】Windowsの調子が……最終手段のクリーンインストールで覚えておきたいテクニック。ローカルアカウントの作り方も紹介 - PC Watch
Windows 11のバックアップを、OneDriveから低コスト・大容量のUSB外付けストレージに移行する方法 フリーソフト「BunBackup」を利用した手順を解説 - INTERNET Watch
2.ドライバーと最新の累積パッチの収集
最近の大手メーカー製 PC だと Windows のインストール途中でオンラインにするだけで、累積パッチ(セキュリティ更新プログラム)やドライバーがインストールされるので手間がかからなくなりました。オフラインでクリーンインストールした後 Windows Update を行っても同様の動作をします。なので、ものぐさするなら無線LAN子機(有線LAN)のドライバーだけダウンロードしておくといいと思います
2025年6月以降の月例アップデートを行うと、一部の機種で PC が起動しなくなる文鎮化問題が発生しているため、使用している環境で問題が起きていないか慎重に見極め 2025年6月以降の累積パッチを使用したクリーンインストールは場合によっては控え、様子を見た方がよいと思われます。詳細は掲示板にて
- 最新の(プレビューではない)累積パッチ(セキュリティ更新プログラム)のスタンドアロンインストーラー
Microsoft Update カタログ
Win11 24H2/25H2 2025-12:KB5072033(回復環境の更新に失敗します。詳細は掲示板にて)
Win10 22H2 ESU 2025-12:KB5071546
- チップセットドライバーや関連アプリケーション等、マザーボードに関連するもの(各メーカーの公式サポートページ等で)
- グラフィックカードを使用している場合は、GPU メーカーの公式サイトからドライバーを
- その他の(プリンターや増設したハードウェアなど)ドライバーや関連アプリケーションを各メーカーの公式サイトから
- もしもの場合に備えてインストール済みのドライバーをバックアップ
Windowsでインストール済みドライバーをバックアップする方法 | エンジニアの備忘録
3.インストールメディアの作成
インストールメディアを作成するのは Windows の iso ファイルをダウンロード、もしくはメディアクリエイションツールで iso ファイルを作成し Rufus を使って(カスタマイズされた)USBメモリ(8GB 以上) のインストールメディアを作成するのが便利で簡単です。古いバージョンの Windows の iso ファイルが必要な場合は UUP dump で
Windows 10 のダウンロード Windows 11 のダウンロード
UUP dump の使い方 - k本的に無料ソフト・フリーソフト
- Rufus でインストールメディアを作成する場合
- オンラインアカウントの要件を削除(MS アカウントへは後からでも切り替え可能。OneDrive、BitLocker も後から切り替え可能)
- データー収集を無効化(いわゆるテレメトリーなのでとりあえず)
- BitLocker 自動デバイス暗号化を無効化します(有効だと色々と面倒。後からでも切り替え可能。デバイスの暗号化はインストール完了後に手動で変更の必要あり。5.その他を参照)
- の選択をしておくのをお勧めします(画像6)
Windows 11非対応のPCでも、Rufusを使って簡単にOSをアップグレードする方法 - Shortcut Life
ストレージの片隅にこのページを作成するきっかけになった、D845WN のサポートページをローカルに保存したものが残っていたので、アップしたらそのまま使えた!ブラウザで落としたものがそのまま使えるとはw(ブラウザの戻るで帰ってきてね)
ドライバ・インストール手順 -- Intel(R) デスクトップボード 製品サポート